3月になってからも
まだ雪が降ったり風が冷たかったりしますが
太陽が出るとポカポカ暖かく
雪も急速に融けてくれて
春を感じられる時間が増えてきましたね✿
春の訪れは喜ばしい一方で、
鼻水やくしゃみ、目の痒みなどでお困りの方もいるかもしれません…
一般に「花粉症」と言われる症状です。
これらの症状は、みんな“上”で出ていることが分かりますか?
冬は足がむくんだり、しもやけになったり
“下”の方で困った症状がでることが多いのですが
春になると“気”が“上”に上がることで
困った症状は“上”に出やすくなります。
東洋医学では、花粉症の症状は
冬に寒さで固まっていた不要物が暖かくなって溶けだして、
“上”にあがってきて、上から出そうとしている状態とも考えます。
そんなときは
“下”から身体にたまった不要物をしっかり排せつすると
症状が緩和されると考えるのです。
ではどうしたら“下”から出せるようになるかというと
気を巡らせたり、気を降ろす食べ物の力を借ります。
代表的なのは、春の山菜、ごぼう、緑茶、
香りの強いもの(柑橘の皮、玉ねぎ、にら、春菊など)。
山菜は、人間の身体にとって
本当に最善なタイミングで出てきてくれるのですね。
また、血を補うような食材も重要◎
血が増えると、その重みで“気”を降ろすことができるのです。
具体的には、青菜やにんじんなど色の濃い野菜や、
肉、魚、卵、大豆製品などたんぱく質を多く含むもの。
しっかり食べたら、
可能であれば身体を動かし汗をかけると
身体に溜まった余計な水分が出ていきます。
出た分は、潤いを補うことをお忘れなく!
どれか一つだけに偏ると
結果、身体を冷やして風邪をひいたり
身体が重だるくなったりしてしまうので
以上を参考に、
美味しいと感じるもの
心地よいと感じることなど
自分の身体の声を聞いて、それに従ってくださいね。
そして、一時の対処療法ではなく
この先ずっと元気に過ごす一番の秘訣は、
腸内環境を整えること。
腸内環境が整うと、花粉症に限らず
色々なアレルギー症状が穏やかになったり、
治癒するという話をたくさん聞きます。
これは一朝一夕にはいきませんので
日々のちょっとした心がけや
何を食べるか、食べないかの選択の積み重ねになります。
このブログがそのヒントになればいいなと思っています✿