5月5日に立夏をむかえ、
いよいよ暦の上では夏となりました。
これからの時季は
夏本番にむけての準備期間です。
春は、冬の間に固まっていた不要なものが溶けだし、
気が上がることにより、咳や鼻水など上のほうでの不調がでやすい季節でした。
花粉症など、辛かった方もいらっしゃるかもしれませんね。
これからは、まだ暑さが本格化する前に、
余計な湿気を出しておくことと、
暑さを乗り越えるための“気”をつけておくのが大事になります。
まず、湿気を出すには身体を動かして汗をかくのが最も効果的です。
湿気がたまったまま夏に入ると、その水が沸いて熱中症になりやすくなるのです。
梅雨に入ると、また湿気をためやすくなるので今のうちから意識しておきましょう。
夏はじっとしていても汗として水が出ていきますが、
このとき体内にある水がキレイでないと、汚れがこびりつき、
秋にさらに乾燥されて落ちにくくなり、
そのまま冬に固まって、
次の春に不調として出てくる・・・
という悪循環を繰り返してしまいます。
決まった季節に調子が悪くなるとしたら、
どこかでこの悪循環を断ち切れたらいいのですが
暖かい季節が特にチャンスです★
次に、気力体力を消耗させられる夏前に気力をつけておくこと、
そのためには、胃腸を元気に保つことが大切です。
胃腸の元気のもとは、
ごはん、じゃがいも、かぼちゃ、さつまいも などがあります。
ダイエットでは炭水化物を抜くと体重が落ちやすく
ついやりがちですが、やはりバランスが大切。
砂糖の糖質はできるだけ控えた方がいいですが
食物繊維を含む穀物やいも類は制限しすぎないようにしましょう。
初夏は暑すぎず、新緑も美しく
まったり過ごしやすい季節ですね。
でも、養生は忘れずに*
時々気を抜いたら、どこかでバランスを取り戻すように心がけることで
1年間元気に過ごすことができるのです。