【したい子クッキング】とは

ふじ組(4歳)・さくら組(5歳)で

クッキングを“したい子”だけが参加するクッキングです。

 

・「料理って楽しい!」と感じる

・自分で作れるクッキング

・旬の食材や行事に合ったクッキング

を目標として月に1回企画しています。

 

先生からクッキングのお知らせを聞いて「したい!」と思ったら

子どもたちが“自分で”お家の人にエプロンと三角巾の準備をお願いします。

 

子どもたちの主体性や自主性を育む意図がありますので

先生からお家の方へ直接連絡することはしません。

ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

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1月のしたい子クッキングは《よもぎ白玉団子のお汁粉》

 

ただ白玉団子を作るのは今までにもやったことがあるので

小豆を炊いてお汁粉を作るところから

見て、豆の変化や香りなどを感じてもらうクッキングにしました。

 

事前に『あぶくたった』の本をお部屋で読んでもらい

お汁粉作りの過程を知ってもらってから来てもらいました。

 

朝のリズム運動が終わってからすぐに一度集まってもらい

小豆を煮る前の状態を見て触ってもらいました。

小豆を触って「硬い」「小さい」「つやつやしてる」

うっかり転がり落ちてしまったときの音を聞いて「カラカラする」

小皿の上でコロコロ転がす音を聞いて「マラカスの音みたい」

小豆が水に浸かった様子を見て「割れてるみたい」(小豆の白い部分を見てかな?)

など、色々気付いたことを教えてくれた子どもたち。

 

小豆が煮えるのには時間がかかるので、しばらくそれぞれ部屋の活動に戻ってもらいました。

一般的なレシピでは、小豆を煮るときは沸騰したらお湯を捨て、また水から茹で直して、

灰汁や渋みを取り除く工程が書かれていますが、、、

私(管理栄養士)はしません。

 

沸騰したら15分くらい蓋をせずに沸かし続けます。

灰汁を飛ばす意図です。そのあとは蓋をして弱火でフツフツ・・・

水が少なくなったら足しながら、柔らかくなるまで煮ていきます。

 

こっちの方が簡単!!

しかも、お湯にでてきた小豆の栄養を無駄なく取り入れることができます。

さらに、多少の灰汁は身体の中を掃除してくれる役割があるので、実は美容の味方なんです✨

 

さて、白玉団子作りに再度子どもたちに集まってもらった頃、小豆は十分柔らかくなっていました。

茹でる前と比べて「大きくなった!」と驚いていましたよ!

 

それから、白玉団子作りのお手本を見ていてもらっている時

「白玉団子は耳たぶくらいの柔らかさに作ってね!」

「今のうちに耳たぶを触って柔らかさを覚えておいてね~」

と伝えると、本当によーく触っていました(*^^*)

 

白玉団子には、春 4・5歳さんで摘んできてもらったよもぎを加えて作ってもらいます。

 

よもぎが混ざりにくかったけど、先生が手の腹を使って捏ねるとよく混ざったのを見て、

自分たちも同じように「やってみたい!」と気付きました!

事前に確かめておいた耳たぶの硬さを思い出し

「耳たぶくらいだからこれで大丈夫!」と生地が出来上がり☆

 

小さくちぎって、コロコロ丸めて、親指でグッとへこませます。

 

「熱湯に団子を入れる時は、お湯がはねないようにそっとね!」

先生のお手本と注意をよく見て聞いていた子どもたちはしっかりそれを守ってできていました◎

団子が浮いてきたらすくいます。お鍋のふちに触らないよう注意してできました❀

 

茹で上がったお団子にお汁粉をかけて、完成~🌸

 

小豆から煮るのは時間がかかるし手間な気がしてなかなか作る気になれない方が多いかと思いますが

実はほとんどほったらかし!しかも、1度にたくさん作れます(^3^)

ゆで小豆缶よりもさっぱりした甘さに仕上げられると思いますよ。

 

冬が降ると家にこもっている時間が長くなりやすいこの季節❆

よかったら、子どもたちと「あぶくたった~煮えたった~煮えたかどうだか食べてみよ~」

と歌って楽しみながら試してみてくださいね♬