園の給食で使っている調味料を紹介するシリーズ始めます(^^)
ご家庭で使われる調味料を選ぶ際の参考にして頂けたらと思います♪
初回は「砂糖」から☆
給食で使っているのは、創健社さんの《喜界島粗糖》です。
(※写真は創健社さんのHPより引用させて頂きました。)
近場では、大阪屋ショップ鶴来店さんで買うことができます。(2023年2月時点)
砂糖は煮物や和え物など、野菜料理を子どもが食べやすくするために
使う方も多いのではないでしょうか。
白砂糖は安価で素材の味を邪魔しないので使いやすいですが、
せっかくのミネラルがほとんど除去されてしまっています。
では三温糖なら!と思われる方も多いのですが、
これは白砂糖にカラメル色素で色を付けただけ。
その分栄養価としては多少ミネラル分が多いように表記されていますが、
実のところ、それなら白砂糖の方がマシ、という意見もあるほど…
身体のことを想うなら、逆にやめた方がいいでしょう。
そこで、かわちこども園では「粗糖」
一般的には「きび砂糖」と呼ばれる砂糖を採用しています。
茶色はカラメル色素ではなく、精製されていないさとうきび本来の色です。
精製されていない分、白砂糖よりミネラル分を多く含みますし
甘味もまろかやでコクがあります。
「てんさい糖」という砂糖もありますが
こちらは原材料が異なり、北海道を産地とする「砂糖大根(ビート)」が原料となっています。
きび砂糖より甘味がやさしくて、かつ、寒い地域で育つゆえ、比較的身体を温めると考えられています。
「きび砂糖」か「てんさい糖」かはお好みで(・ω・)
他にも「黒糖(※原材料がさとうきびだけのものが本物です)」「ココナツシュガー」などもありますね。
これらも精製されていないため、ミネラルを含み、良いと思います◎
しかし砂糖自体の味わいが強いため、お菓子作り向きかなぁとは思いますが。
ただし、砂糖はどの砂糖だとしても
摂りすぎれば血液をドロドロにしてしまい、
末端の血管に血液が届きにくくなるため冷え性の元。
(そのため、砂糖は一般的に“冷やす”と言われています。
薬膳的な見方をすると黒糖には温める作用があります。)
血糖値も簡単に上げてしまうので、特に空腹時、急に甘いものを摂るのは注意❕
急激な血糖値の変化が多いほど血管が傷つきもろくなります。
すると
血管が硬くなり、血液循環が悪くなり、一生懸命血液を送ろうとして高血圧、
さらにはもろくなった血管が破れれば脳卒中や心筋梗塞、、、
なんてことまで繋がっています。
(実際、アメリカの研究で、食事中の砂糖の量を減らすことで、
心血管疾患のリスクを大幅に減らせることが分かっているようです。)
よって、摂らなくても済むのなら、砂糖は積極的に使う必要はありません。
我が家でも、料理に砂糖は使わなくなりましたが
煮物などの甘みはみりんでつければ満足。
和え物やサラダには甘味料を使っていませんが、3歳の娘でも食べられます。
とはいえ
砂糖などの「甘味」は気持ちをホッとさせてくれるもの❀
少し高価であっても、後の人生で病気にかかってしまうリスクや
病院にかかる医療費に比べたら、結果安く済む気がします。
良質なものを選んで、
食べ方に気を付けて(例えば:食事はまず野菜から、おやつは果物から食べる、など、血糖値の急な上昇を防ぐ)、
上手に付き合っていけたらいいですね。
また、健康志向だと「何を食べたらいいか?」と足すことばかり考えがちで
結果食べ過ぎになって健康を害してしまう…という矛盾が生じます💦
「何を食べないか」という意識も大切ですよ♡